パーフェクト葬儀場Diary

2017年03月29日

保険所長の許可が必要な施設と不要な施設

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葬儀場を作るだけなら、特別な許可は必要ありません。納骨や火葬をするなら、管轄区域内の保健所に届け出て、許認可を得なければなりませんが、それ以外のセレモニーを行うだけの場所であれば、特別な許可は必要がないわけです。

実際に、ホテルやセレモニーホールで葬儀は行われています。通常の集会と同じような感覚でできるということです。単に葬儀だけであれば、特に何かしなければいけないこともないわけです。許可が必要なのは、墓地や納骨堂、火葬場を作るときだけです。

これらは、きちんと申請書を保健所に提出して、保険所長の許可を貰わなければ作ることができません。審査基準も非常に厳しく、施設のサイズや道路からの距離など、細かいところまでチェックされてしまいます。周辺環境によっては作れるかどうかも変わってきますから、非常に難しい作業となります。特に周辺住民との話し合いに時間が取られるケースが多いですね。反対運動などが起これば、許可がもらえていたとしても施設を建設することができない場合も出てきます。ですが、通常の葬儀のみの場合には、こうした高いハードルは課せられていません。何しろ、通常の葬儀だけなら、衛生的に何か問題が出てくることもないからです。しかしそうは言っても、周辺住民の方の理解が得られないと営業をしていくことは難しいでしょう。あらかじめ周辺住民の方の理解を得ておくということが、とても重要なこととなりますよね。